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【令和のハラスメント事情】 ため息で“フキハラ”に? 不機嫌な態度に注意 《新潟》

令和のハラスメント事情。思わずこぼれる“あれ”もアウトと言われるかもしれません。 内田アナ) 「突然ですが斎藤さん。『フキハラ』って聞いたことありますか?」 斎藤アナ) 「息を吹きかける?」 内田アナ) 「じつは「不機嫌ハラスメント」で“フキハラ”なんですって」 内田アナ) 「ため息がハラスメントになるかもしれないというのです。まちの皆さんはどう思うのでしょうか」 5月30日午前、新潟市内で話を聞くと― Q)ため息はハラスメント? 〈まちの人〉 「思わないです」 「思います」 「思う。はぁ~と、言い方にもよるかもしれない」 「思う。相手がどう思うかだからそういう表現をしたらまずいんだろうなという」 「故意的なのは、やっぱり威圧感のひとつと思っているので」 一方、ため息はハラスメントではないという人も。 〈まちの人〉 「思わない」 「ため息でしょ。自然現象だからハラスメントには当たらないんじゃないですか」 「ため息をしていったん間を空けるというか気持ちを落ち着かせるのに必要な行為」 企業のハラスメント対策を支援する協会によると、いま「ため息」など不機嫌な態度や口調で威圧感を与えてしまうという「不機嫌ハラスメント」。“フキハラ”についての相談が増えているといいます。 〈日本ハラスメント協会 村嵜要 代表理事〉 「世の中の管理職・上司の方が暴言を言わないようにぐっとこう我慢すると、それが不機嫌な表情・ため息になって“フキハラ”につながっている」 《再現》 社内で部下が上司に報告。 「はぁ」 内容が気に入らなかったのかため息。 また、上司より先に帰ろうとすると… 「はぁ」 不快な態度をとりながらため息をつくと「ハラスメント」になるおそれもあるといいます。 家庭内で「ため息」が出てしまうことがあるという男性も。 〈まちの人〉 「思う。食事ですね、嫌いなものが出てため息をつくとパワハラだと言われます」 Q)なにが出たらため息? 「野菜です。やらないようにはしていますけども、出るみたいですね、ため息とか独り言が。『わからないのかな』とか」 思わずこぼるため息…相手の立場に立つことが社内でも家庭でも大切になりそうです。

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