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暴力団が関与しているのを知らせず 祭りに「玉こんにゃく」の露店出店した疑い 暴力団幹部など3人の男を逮捕 《新潟》  

祭りの露店出店をめぐり、暴力団員が露店の経営に関与しているにもかかわらず祭りの実行団体に知らせずに露店の出店を許可させ、出店権を取得し不法に利益を得たとして男3人が逮捕されました。 詐欺(露店出店権詐欺)の容疑で逮捕されたのは、新潟市中央区の六代目山口組系暴力団幹部で無職の男(35)ほか男2人の計3人です。 警察によりますと3人は知人関係で、下越地方で開催される祭りの実行団体が、要綱で暴力団員が経営等に関与する露店の出店を拒否しているにもかかわらず、不正に露店を出店しようと考えました。 ことし3月上旬頃、暴力団員が経営などに関与していることを知らせずに作成した「反社会的勢力ではないことの表明・確約書」を実行団体に提出して、3月19日頃までの間に、実行団体に玉こんにゃくの露店の出店を許可させ、露店を出店する権利を取得し不法に利益を得た疑いが持たれています。 祭りの露店では、今回逮捕された新潟市中央区の飲食店経営の男(34)と、五泉市の無職の男(80)の2人が露店で玉こんにゃくを調理し、販売していました。 警察が祭りに出店する露店を捜査していた過程で暴力団関係者がいたことが判明し、今回の逮捕につながりました。 警察は3人の認否について捜査に支障があるとして明らかにしていません。 警察は露店での売上額や、余罪があるかどうかも含め捜査を進めています。

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