アナウンサー

大島 巧
2022年05月18日(水)

私にとっての生業は『〇〇』である

「自分らしさをアウトプットすること」「異端がじきにスタンダードに変わる」

上記2つは、新潟生活2年目になった私の背中を押してくれたあるアーティストのパンチラインだ。(パンチライン=印象的な一言)

私は先月新潟LOTSにて行われたCreepy NutsのLIVEに参加してきた。Creepy Nutsといえば、長岡出身・世界一のDJ“DJ松永”とラッパー”R指定”から成り立つ二人組のヒップホップユニットだ。

私は高校生のとき、「高校生ラップ選手権」や「フリースタイルダンジョン」という番組でラップに のめり込み、その時にラッパー・R指定の存在を知った。高校3年生の文化祭では仲間とバンドを結成し、その中で自ら作詞したラップを披露した。

大学生になれば友人とのドライブではいつも日本語ラップが流れる。繰り返し聞いていた曲は社会人になってもふと口ずさむほどだ。また、社会人になった今では起床後まず部屋に日ラップをかける。歌いながら朝の支度をすると口も良く動くし、頭の体操になっている。(気がする)

と、私の日本語ラップへの愛を語ったところで本題に移る。

そう、なんと、あのCreepy Nutsがライブツアーで新潟にやってきたのだ。ツアーのテーマは「生業」。ツアーの開催は北海道・大阪・東京と大都市が多い中で初回に新潟公演を持ってきた。何を隠そうDJ松永は新潟県・長岡の出身である。その熱い思いに一人のヘッズとして心を動かされ、即チケットを購入した。

ツアーテーマ「生業」について、MC中にR指定が「俺らはマイクを『生業』としている」と。 彼らはラッパーという世間一般からすればアンダーグラウンドとされる領域を飛び出し、広い世代にも受ける楽曲を作成している。その為には「自分らしさをアウトプットすること」「自分たちの道を信じれば、異端がじきにスタンダードに変わる」と話していて、裏に秘められていた強い信念を感じた。

カッコイイ・・・!! でも、待て、マイクを生業にしているといえば、僕大島もアナウンサーとしてマイクを生業にしているではないか!と。

高校1年生からファンで8年越しにして彼らとの共通点に気づき、急に距離が近くなった。

その言葉に背中を押された。自分も同じくマイクで人を感動させる、人の心を動かすことができる。会場にいた誰よりも自分とステージで輝く彼らとを照らし合わせた。僕は彼らにはなれないけど、目指すこと・近づくことは出来る。 そう思っているとあっというまに幕を下ろした濃密な2時間30分のライブ。

対バンで出演していたDJ松永の師匠でもある上越出身のTOCさん(Hilcrhyme)にもビッグリス ペクトを。

仕事へのモチベーションがガンガンに向上した。Creepy Nutsのお二人また是非新潟へ来てくださいね!僕も更に成長します!

最後に・・・僕が一番好きな曲&歌詞を掲載しておきます。

『かつて天才だった俺たちへ』 「お前は未だに広がり続ける銀河孫の代までずっとフレッシュマン 粗探しが得意なお国柄シカトでかまそうぜ金輪際」

銀河のように広がり続け、心はずっとフレッシュマンのように頑張ります。

それでは、私の生業である『実況』で人の心を動かせる日まで。

おすすめ情報