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ゴールデンウィーク明けの「5月病」を防げ ユニークな取り組みも 新人記者が体験 《新潟》

ゴールデンウィークが終わり「学校や会社に行くのがつらい」という人もいるのではないでしょうか。いわゆる「5月病」です。これを防ぐため、ユニークな取り組みを行う企業が長岡市にあります。どんな取り組みなのか。この春、テレビ新潟に入社した新人記者が体験してきました。 長かったゴールデンウイークが終わり、街の人からはこんな声が。 <まちの人> 「疲れもあって大変でした」 「休みの後はやっぱりつらい」 さらに… 「朝起きた時に今から行かなきゃなんだというときが一番つらい」 「仕事に行きたくないなって思うことはあります」 連休明けのこの時期。 心や体に疲れが出る、いわゆる「5月病」になる人が増えると言われています。 長岡市にあるコンサルティング会社。 こちらの2人は、この春、入社した新入社員の立石さん長谷川さんです。 <立石さん> 「覚えることがたくさんあるので、 それが大変です」 <長谷川さん> Q朝とか起きにくいとかはあった? 「休みの日よりはそういうのありました」 「5月病」…とまではいかないものの社会人としての新生活が始まり、日々の業務に必死な様子です。 そうした中、午後6時になると… 記者リポート 「現在、定時を迎えたオフィスですが、こちらのカウンターにはおいしそうなお酒がたくさん並んでいます」 オフィスがおしゃれなバーに早変わり。 カクテルを作っているのは先輩社員です。 おつまみはそれぞれが持ち寄ったゴールデンウィークのお土産。 このイベント、新入社員も含め気兼ねなく、悩みなどを相談できる場を設けようとお盆休みや正月明けなどの大型連休の後に開いているといいます。 「2人は初バーということで楽しい夜を。乾杯」「かんぱーい」 新入社員の立石さんと長谷川さん。 <立石さん> 「まだ緊張しています」 まだ慣れない様子です。 そこで新入社員ならではの悩みを先輩に聞いてもらうことにしました。 <立石さん> 「覚えることが最初多いじゃないですか」 <長谷川さん> 「優先順位とか。タスクがある中でどうやって優先順位をつけるのか」 <先輩社員> 「タスクを全部書きだして、次にそのタスクの締め切りを書く。自分の中で整理ができると全体の整理がしやすくなる」 的確なアドバイスに納得した様子の新入社員の2人。 ということで。 記者リポート 「私も新入社員ということで、1杯いただいて、仲間に入れてもらいたいと思います」 この春、テレビ新潟に入社した新人記者も悩みを聞いてもらうことにしました。 <記者> 「お昼ごはんを食べると眠たくなってしまう。社会人の先輩たちはどういったことをして乗り越えてきたのか」 <先輩社員> 「何かを食べてもいいし飲んでもいいし立ってその辺歩き回ってもいいから、とにかく寝ない」 連休明けでも、安心して出社できるように… 先輩社員と話すうちに新入社員の2人には笑顔が広がっていました。 <立石さん> 「悩みとかはあまり話す機会がないので、こういう場で聞いてくださる機会があるとうれしい」 <長谷川さん> 「プライベートな話もこういう場で話すことができて、今まで以上に社員の皆さんと親睦が深まったと思う」 「5月病」を防ぐために、新潟雇用労働相談センターは規則正しい生活や運動でのストレス解消、また、周囲からの積極的な声掛けなど、コミュニケーションをとることを呼びかけています。

5月8日 20:29