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【控訴審】原発事故で新潟に避難 国の責任は認めず東京電力に一部支払い命じる 《新潟》

福島第一原発事故の避難者が損害賠償を求めた控訴審で、東京高裁は一審に続き国の責任は認めず、東京電力に一部支払いを命じる判決を出しました。 裁判は東京電力の福島第一原発事故で県内に避難した人などが、「避難生活を余儀なくされた」として、国と東京電力に対して損害賠償を求めたものです。 一審の新潟地裁は東電に一部支払いを命じた一方、国の責任は否定していて、これを不服とした原告と東電の双方が控訴しました。 ことし1月に避難指示区域内だった原告と東電の和解が成立し、19日はそれ以外の原告625人に対しての判決が言い渡されました。東京高裁は東電に原告の一部に総額約2億円を支払うよう命じました。 一方で「今回の津波は予測を上回るものであり、事故は避けられなかった可能性が高い」として一審に引き続き国の責任は否定しました。 原告側は上告を検討するとしています。

19:42