PRODUCED BY

にいがたの若者と企業をつなぐプロジェクト

INTERVIEW

株式会社プロメディア新潟
コンテンツ制作センター
制作部

木戸 瑞貴 さん(25)

木戸 瑞貴 さん(25)

  • トップ
  • コラム
  • 木戸 瑞貴 さん(25) - 株式会社プロメディア新潟|コンテンツ制作センター 制作部

視聴者から番組制作者の立場へ、子供の頃から見て育った「TeNY新潟一番」の制作を担う若手ディレクター

掲載日:2023/10/02
更新日:2023/10/02

 映像制作のプロフェッショナル集団として、テレビ番組の企画・制作・放送運行技術を担い、CMや企業プロモーションビデオをはじめ多種多様な制作とイベント企画など手掛けるプロメディア新潟に新卒入社し、現在は子供の頃から好きで馴染みある「TeNY新潟一番」のディレクターとして活躍する木戸瑞貴さん(25)にお話を伺った。

まずはプロメディア新潟に入社を決めた理由を教えてください。

子供の頃から好きだったテレビ番組に関われる仕事へ、視聴者から番組制作者の立場へ

 子供の頃からテレビが好きで、実家のテレビでは4チャンネル(TeNY)の番組がよく流れていました。バラエティやドラマももちろんですが、「TeNY新潟一番」を見て育ったといっても過言ではないと思います。
 そのため、TeNYは馴染みのある会社でしたし、より番組制作に注力することのできるプロメディア新潟に就職を決めました。

大学時代は東京で学生生活を送っていたとのことですが、都内の番組制作プロダクションとどっちに就職しようかと迷ったりはしましたか?

 当初は正直なところ、五分五分だったんじゃないかと思います。ただ、馴染みある番組に携わることができるのは自分にとっては大きな決め手でした。
 また、大学時代は観光政策を学んでいて、観光の中でも地域活性化や地方創生をテーマに観光まちづくりを専攻していました。地元新潟への貢献や何か地域活性化のために仕事ができればという思いもあり、「そんな時メディアの力って大きいんじゃないか、面白いんじゃないか」と思ったのもきっかけの一つです。

まさに「好きを仕事に!」を実現できた木戸さんですが、現在の業務内容について教えてください。

入社2年目からレギュラーコーナーのディレクターに抜擢!

 現在、テレビ番組のディレクターとして「夕方ワイド新潟一番」「新潟一番サンデープラス」を主に携わり、その中でも「夕方ワイド新潟一番」内のレギュラーコーナー「ラーメンの旅DX」を担当しています。自分がまさに視聴者時代から見ていた人気コーナーが昨年10月にリニューアルとして令和の時代に復活をして、メインディレクターの一人としてコーナーの立ち上げから携わっています。
 基本的なディレクターの業務内容としては、ロケ実施のために内容構成を考えたりするところから、リサーチや取材交渉をする段取りの仕事、実際にロケを行い、撮影映像をもとに編集をするところまで、視聴者の皆さんにお届けする一連の業務すべてに関わるような仕事となっています。

入社2年目でディレクターを任されるなんて驚きです!

 大手の番組プロダクションと異なり、プロメディア新潟ではAD(アシスタントディレクター)なしでディレクターになります。任される仕事の責任を考えても日々ロケの際は特に必死です。社内はいい意味で「やってみたらいいんじゃない?」という空気もあり、やりたいことを形にできますし、挑戦できる環境があると思いますね。

現在特に注力されている「ラーメンの旅DX」について詳しく教えてください。

レギュラーコーナーの担当として奮闘と模索が続く

 「ラーメンの旅DX」は通常の番組コーナーとは違い、詳細の段取りを“あえて”決めずに県内各地のその場でロケを始めます。コーナーが復活した昨年、当時に新人だった佐藤剣慎アナウンサーがロケで出会った県民の方にオススメのラーメンを教えてもらい、そのお店にお邪魔してラーメンを紹介しています。衣装デザインにも関わった黄色いのぼりと赤いスカーフというスタイルも少しづつ認知していただけていたらうれしいなと思っています(笑)
 昔から親しまれてきたコーナーの復活版でもあるので、従来からのスタイルを活かしつつ、令和の時代にも合わせ日々新しい内容や取り組みにも挑戦しながら佐藤アナと二人で模索しながらの2年目の企画となっています

周りからの期待度も高いコーナーで役割も大きいと思います。木戸さんが日々大切にされていることであったり、仕事での難しさなどはありますか?

 難しさについては、「全部難しい!」と言いたいところですが、ニュースでも自分が担当している当コーナーであっても「視聴者に伝えること」を重視しています。伝える先があり、どうしたら視聴者の皆さんに伝えたいことを伝えられるか、ある意味では「ちゃんと刺さるか」を意識しています。具体的には、画のつなぎ方であったり、展開の仕方、説明のテロップや画像の入れ方、その大きさはどうするか、どんなBGMを入れるのかなど、細かいところまで考えてコーナーをつくっています。ロケの際には、コーナーによって事前に準備できるものと準備があまりできないものがあって、当コーナーは後者であるので、現場で見聞きする情報や発見をもとに展開を考えたりする瞬発力や発想が求められます。あまり得意ではないですが、悩んだときはアナウンサーと一緒に考えています。できないことは一人で抱え込まずに、みんなでつくっているコーナーという意識を持って臨んでいます。
 一番難しいのは数字の部分です。毎回視聴率が出ますのでどうしても一喜一憂しています。個人的には、「これいいぞ、面白いぞ、うまく伝えられるように頑張れた!」と思っていても、いざ視聴率が結果として出ると実際は視聴者の皆さんには伝わっていない、見てもらえないということもあります。自分の考えや手応えと視聴者の皆さんが見ての印象との隔たりをなるべくなくしていきたいと考えていますが、そこに難しさがあり日々模索と反省会の繰り返しです。日々の仕事の中でブラッシュアップしながら頑張ります。

視聴者層の年齢層やいつどんな時に何で見ているかも人それぞれですしね。

 まさにその通りで、放送時間の関係もあり主婦層や高齢者層の皆さんが多く見てくださっていますが、料理中で耳だけで聞いていたり、帰宅中のカーナビ内のテレビで見ていたり様々ですので、映像やテロップ、音も含めて違和感のないように工夫しないとで・・・、ここでは話尽くせないほどです。

それでは、今後の目標について教えてください。

ディレクターとしての目標とテレビメディアが目指す先を見据えて

 現在の業務としては、担当している「ラーメンの旅DX」が長く続くようなコーナーにすることが使命です。当コーナーのテーマの一つが、佐藤アナが新潟県民から愛されることでもあるので彼とコーナーが皆さんから認知されて親しみを持ってもえらえるようにしたいですし、当コーナーを通じて新潟の様々な人や場所、情報を視聴者の皆さんに届けていきたいと考えています。
 また、現代のデジタル・ネット社会の中で、メディアとWeb双方でのコンテンツ作りが重要となってくると感じています。当コーナーでも扱ったお店とラーメンの情報をTeNYのおでかけ情報サイト「025ゼロニィゴ」でも紹介していますので、うまくメディアとWebの相乗効果を実現していくことが自分だけでなく会社全体として目標にしていくところだと思います。テレビというメディアを入り口に情報に触れてもらう場合もWebメディアが入り口となる場合もどちらもあると思いますし、その意味でメディアとWebどちらでも成立するコンテンツづくりがより求められていくと考えています。

役割もやりがいも大きいプロメディア新潟での仕事をお聞きすることができました。プロメディア新潟で求められる人材について最後教えてください。

 先程触れたところでもありますが、社内には挑戦できる環境があると思います。役割や責任が大きいこともありますが、何か困ったことや苦労していることがあれば先輩や上司がフォローしてくれる安心感がある職場です。自分は入社してから初めてのVTR制作で終盤うまく完成できない、という場面では先輩方総出でフォローしてくれたことを今でも強く印象に残っています。
 こういった環境だからこそ求められる人材は二つあり、協調性をもって仕事に取り組める方、他人の言いなりになるだけでなく広い視野を持って自分の意思を形にできる方が求められると思います。映像制作だけではなく様々な内容を扱う仕事でもあるので、好奇心や興味関心を持って仕事に飛び込んでもらえたらいいですね。