心揺さぶる力で新潟に彩りを WAVE 新潟市の企業と共創パートナー人材に向けた新規事業創出プログラム

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FINAL PRESENTATION

成果発表会

新潟市新規事業創出プログラムWAVE成果発表会を開催しました!

WAVEは、2023年7月にスタートした新潟市主催による、新潟市内の企業のための社内新規事業創出プログラムです。

7月・8月には「デザイン経営とDX」、「デザイン経営とビジョン」と題し、フラー株式会社代表取締役社長・山﨑将司氏、株式会社電通Creative Director・笹川真氏からイントロダクションセミナーを通じて、新規事業に取り組む際にデザイン経営の切り口で心がけるべきことを学びました。

9月から11月は、実践型ワークショップとして、企業と共創パートナーをマッチングした6社(一正蒲鉾株式会社、株式会社エフエムラジオ新潟、株式会社ガゾウ、株式会社サムライランカ貿易、株式会社CSコーポレイション)の各チームに分かれ、それぞれの会社での新規事業アイデアを深掘りしてきました。その間には、全5回にわたる以下のインプットもあり、回数を重ねるごとにチームの仲が深まりアイデアがブラッシュアップされていく姿が見えてきました。

ChatGPTの使い方/デザイナーなど専門人材との協業/パートナー人材との共創による事業創出/事業立ち上げ期のマーケティング/事業の解像度を高める数値計画策定

1月にはプレゼンテーション演習として中間発表会を開催し、とうとう2月15日に成果発表会を迎えました。

講評者に、第2回プログラム講師の遠藤智弥氏(株式会社ネルニード代表取締役社長)、第1回イントロダクションセミナー講師の山﨑将司氏(フラー株式会社代表取締役社長)、同日特別講演をしてくださった齋藤潤一氏(AGRIST株式会社代表取締役、こゆ財団代表理事)の3氏を迎え、ここに主催者より中川高男(新潟市経済部部長)、プログラムコーディネーターの髙瀬章充(Socialups株式会社代表取締役CEO)が加わり各チームの発表に対する充実したフィードバックが行われました。


司会は、運営事務局であるTeNYテレビ新潟より西辻アナウンサー。
同じくTeNYテレビ新潟・代表取締役社長の正力からは、本日をきっかけに会場も含めてプロジェクトを一緒に進めて新潟を熱くしていきましょう!という激励の声掛けがありました。


発表のトップは、CSコーポレイションチームによる「全国初!? GOLF愛が溢れ出る複合施設!」


<チーム全員の名前・所属>
株式会社CSコーポレイション 総務部 古川一成
株式会社CSコーポレイション 設計部 佐藤拓実
株式会社CSコーポレイション 営業部 谷岡斉
株式会社NEEL 代表取締役 古寺直樹

株式会社誠晃舎 商品開発推進プロジェクト シニアディレクター 原正夫 パッションたっぷりに、ゴルフに向けた愛とともに、ゴルフを好きじゃない方にも楽しんでいただける施設をテーマに「全国初!? GOLF愛が溢れ出る複合施設」についてご発表いただきました。


「ゴルフをするパパが家族と一緒に楽しめる場所」という言葉に全てが詰まっています!
施設名の仮称は、谷岡会館とか・・・!?

フラー山崎社長からは、「見つけた課題が並列に見えてしまうので、新潟らしいストーリーを作るためには」という観点でコメントをいただきました。

2番手の発表は、一正蒲鉾チームの「蒲鉾屋とカブトムシが紡ぐゴミゼロの未来」。
静かな中に熱量と、経験を感じさせるプレゼンテーションです。

<チーム全員の名前・所属>
一正蒲鉾株式会社 新規事業開発室 石川義成
行政書士菅原道明事務所 菅原道明


現在の事業で発生するきのこ栽培の廃菌床を活用したカブトムシ養殖だけでなく、その養殖したカブトムシでさらに水産養殖用飼料を作成する一挙両得なサステナブルなプロジェクト!


一正蒲鉾取締役常務執行役員・髙島正樹様からも、昨年7月に立ち上がったばかりの社内新規事業創出室からこんなに早く面白いプロジェクトが出てくると思わなかった、事業化できるチャンスもありそう。ぜひ実現させて欲しい!とのコメントバックがありました。

まさにWAVEがめざす姿・・・

齋藤さんからは、「しっかりできているからこそ、スタートアップのスピード感的には明日から、1ヶ月後からできることをやっていきましょう!」という新規事業に求められるスピード感やスモールスタートについてのアドバイスが。

3番手の発表は、ヤマキ食品チームの「広告型ゴミステーションによる課題解決型循環社会の構築」。

<チーム全員の名前・所属>
株式会社ヤマキ食品 経営企画室 小竹周平
合同会社経営支援工房 代表取締役 平田譲二
株式会社ガゾウ 代表取締役 金田篤幸


なぜゴミがポイ捨てされてしまうのか?
ゴミ袋を買えない人がいるという課題にも着目し、広告付きごみステーションの提案をいただきました。


会場からは「導入のボトルネックは初期であり、広告を出す側、ゴミ箱を置く側を1つでも見つけ、これをきっかけに少しずつ市内に広げて欲しい」との背中を押すコメントがありました。

新潟市経済部・中川からは、「地域にお金が入る以外にプラスアルファで地域にメリットがあると嬉しい」との声がありました。

休憩後には、サプライズでアルビレックス新潟の小島選手からメッセージが!
運営に携わっているSocialupsがアルビレックス新潟のスポンサーであることから、本事業へ向けての応援メッセージをいただきました✨
https://x.com/Socialups_jp/status/1758048106053308776?s=20


4番手の発表は、ガゾウチームによる「馬の日常ライブ配信 GALLOPLIVE」。

<チーム全員の名前・所属>
株式会社ガゾウ 井越拓人
株式会社ガゾウ 石月斗志宏
株式会社キタック CGソリューションセンター 小林将太


プロジェクトは、ガゾウチーム井越さんの趣味でもある「競馬」をテーマに進められています。検討の中では、本当にやりたいことはなんなのか?を深掘りしながら、引退後の知られざる競走馬を支援するサービスを考えられました!
馬が好きなオタクが、引退馬の推し活ができる、見守りライブ配信。

ピッチの中では、共創パートナーの人が制作したWEBサイトのデモも登場!
デザイン性が高いプレゼンテーションと初期投資が低いビジネスプランに会場も納得の顔です。

なんと今日のピッチは、元々登壇予定であった井越さんに代わり、ガゾウの田邊さんが登壇。堂々としたピッチで井越さんの思いも交えて発表してくださいました。



ガゾウ代表取締役社長・金田篤幸さんからも、「社内の人材への誇りと、ここから進めていただきたい」とのコメントをいただきました。

ネルニード・遠藤さんからは、「ターゲットが広いわけではないが、馬を見ているだけのサービスに夢がある!」、「コアなファンを大事にすることが大事」というコメントも。
齋藤さんも、「やらないなら自分がやるという気持ちで聞いていた」と熱いコメントがありました。

5番手の発表は、サムライランカチームによる「誰もが安心して食べられるスリランカカレーを」。


<チーム全員の名前・所属>
株式会社サムライランカ貿易 サンパットスリクマーラ
株式会社誠晃舎 若木玄
株式会社誠晃舎 保科慶

サンパットさんはスリランカ出身。学生時代に西遊記など日本のドラマが大好きで日本へ留学。
現在はサムライランカ貿易を設立され、貿易だけでなく福祉施設と取り組んだカレーキット販売にも取り組まれています。

今回WAVEでは、そのスリランカカレーをより簡単にたべられるインスタントカレーの開発に挑戦。日本のカレーの原材料を課題に感じ、グルテンフリー・アーユルヴェーダの伝統を汲む医食同源で、ヴィーガンなスリランカカレーをつくろう!と決心されました。


齋藤さんより、「美味しければ売れるわけじゃない、ものすごく高いか安いか」。
過去の売れなかった事例を交え、アーユルヴェーダ的な見せ方や売り方などのストーリーについて鋭く切り込んだコメントをいただきました。

最後の発表は、株式会社エフエムラジオ新潟による「地方発!インフルエンサーマーケティング!」


<チーム全員の名前・所属>(※五十音順)
株式会社エフエムラジオ新潟 コンテンツビジネス本部 阿部香里
株式会社キタック CGソリューションセンター  佐久間尭
株式会社リードエッジコンサルティング NFT事業部 若月洋康

メディア事業に取り組むエフエムラジオ新潟様からは、地方のメディアだからこそできる、ローカルインフルエンサーマーケティング・ブランドセフティーなSNS運営について実際のローカルインフルエンサー動画を交えて提案いただきました。

テロップや効果音、素材の出典、メディアリテラシーを備えた投稿管理体制。

すでに社内外のインフルエンサーと相談協力体制を構築しつつあるとのこと、ワクワクするプロジェクトです!


エフエムラジオ新潟代表取締役社長・中野幹さんからは、「プロジェクトの途中報告を聞いてすぐはじめてほしいと思っていたので、明日から始めてください」とのGOサインが出ました!


「新潟の人の口から新潟のことを発信することが大事で意義がある」と、ネルニード遠藤さんからもコメントが。

各チームの発表のあとの特別講演として、「地方から世界の社会課題を解決する」と題し、AGRIST株式会社代表取締役、こゆ財団代表理事齋藤潤一氏よりご講演をいただきました。

こゆ財団では1粒1,000円のライチを販売されていますが、その理由は「人は情報を食べている」から、と動画を交えてご紹介が。


講演では、「新規事業やスタートアップに大切な心持ち、メンバーについて自分以外の3名を口説けない事業プランならやめた方がいい」、「イノベーションは懇親会で起きる」、「本気を見せる!」など書ききれないほどのパワーワードが飛び出しました。


クロージングは主催者を代表して新潟市経済部部長・中川よりご挨拶。WAVEの各社のプロジェクトを絶賛するコメントがありました。


最後は参加者に観覧者を交えた交流会を開催。
会場では、カレーの試食も用意して、サンパットさん自ら2種類のカレーを振舞いました!





また、イベントの様子は、TeNYのニュースでも取り上げられました!
新たなビジネスの開発を目指してきた企業が成果を発表 新規事業開発「WAVE」の成果発表会 《新潟》

WAVEで生まれた新規プロジェクトの今後をお楽しみに✨